海外赴任者が久しぶりに日本に一時帰国することになると親や友達に会ったり、日本から食材やお菓子を持ち帰るために買い出しをしたりとやりたいことは沢山あります。
そんな中でも海外に住んでいなければできない事である日本での免税ショッピングは機会を逃したくない事柄の1つです。
免税ショッピング
免税ショッピングというと海外旅行のイメージがありますが、海外に住所があると日本非居住者となるので、同じことが日本帰国時にもできるんです。
日本以外の海外旅行中に免税ショッピングをしても欲しいブランドや商品が見つからなかったり、為替の関係で結局日本で買うのと値段が変わらないということが起こりがちです。
でもそれがホームフィールドの日本だったらどうでしょうか?欲しい物も欲しい場所も手に取るようにわかるのではないでしょうか?
日本に住んでいた頃の普段のお買い物と同じなのに消費税10%がかからないことで感じるお得感はとても大きいです。
特に値段が高ければ高いほどその恩恵は大きくなります。
私は一時帰国中にSEIKOの腕時計や服を買って2万円以上節約することができました。
消費税免除の恩恵を受けるにはいくつかの注意点がありますのでビックカメラで腕時計を買った際の手順をベースにご紹介します。
一時帰国前
一時帰国前に欲しい商品と買う店舗のリストアップをしましょう。先述したとおり、免税ショッピングでは高額商品を安く購入するチャンスです。
商品の注意点
対象は個人で使用及び消費する商品のみです。日本を出国する際には国外へ持ち帰ることがルールになっています。
また、金額は¥5,000以上である必要があります。これは同一店舗での合計額でもOKです。
店舗の注意点
免税ショッピングができるのは税務署から許可を受けているTax-free Shopのマークを掲げている店のみです。
とはいえ、この免税店の数はすごく多いです。デパート、大型ショッピングモール、私も利用したビックカメラ等の家電量販店も基本的には対応しています。
日本に住んでいるとあまり気にかけませんが最近は中小店舗でも免税対応している所が増えています。
対応の有無は事前にインターネットで調べておきましょう。
クーポンの確認と注意点
外国人のインバウンド需要を狙って店舗がWebやアプリでクーポンを発行しているケースがあります。
ビックカメラの例では、DiG JAPAN!というアプリで7%OFFのクーポンが発行されています。
iOSの方はこちら
Androidの方はこちら
実際に私もこのクーポンを使用して更に安く購入しました。本来は外国人向けのプロモーションですが、有効に活用しましょう。
注意点として、ビックカメラでこのクーポンを使った場合は外国で発行されたクレジットカードの使用が必要でした。
日本入国
日本に入国する際は必ずパスポートに入国スタンプをもらってください。
免税対象になる期間は日本入国後6ヶ月以内と決まっており、買い物の際店員にパスポートを提示して証明する必要があるためです。
羽田・成田空港ともに日本人は顔認証ゲートに切り替わっているので特に注意が必要です。
スタンプは顔認証ゲートを通過したすぐ後にいる係員に頼めば押してもらえます。
ショッピング
いざ、あらかじめ決めていたお店でショッピングです。
ビックカメラでは免税対象の旨を伝えてパスポートを提示し、国外に持ち帰ることを記載した誓約書に署名することで支払い時に消費税抜きの価格で購入ができました。
デパート等の大規模店舗では税込みの価格で支払った後に免税カウンターで払い戻すケースもあります。
免税価格で購入するとパスポートに日本出国時に税関に提出が必要な「輸出免税物品購入記録表」がホッチキス留めされます。
日本出国
日本から出国する際は購入した品を必ず居住国に持ち帰るようにしましょう。また、税関でパスポートにホッチキス留めされた「輸出免税物品購入記録表」の提出が必要です。
出国時の税関は保安検査の後、出国審査の前にあります。
私は成田空港から出国しましたが、税関カウンターには係員が誰もおらず「輸出免税物品購入記録表」を入れておく箱だけが置いてある状態でした。
入国時の税関に比べてチェックは緩いと言えるでしょう。
おわりに
海外在住者の特権である日本での免税ショッピングをご紹介しました。
お得に商品を購入できるチャンスですので一時帰国の際は是非有効にご活用ください。