FirstradeでMutual Fund(投資信託)は購入できるのか?

私はアメリカの大手ネット証券会社であるFirstradeに口座を開いて株取引をしています。

Firstradeは株、Mutual Fund(投資信託)、ETF、オプションの取引手数料が無料なことで有名です。
もちろん口座維持手数料も無料です。

日本のネット証券会社も取引手数料を年々下げてはいますがまだ無料化までは踏み切っていません。

Firstradeはオンライン取引システムの技術進化による運営コスト削減や顧客からの預かり資産の運用(例えば信用取引の貸し付け)によって利益を生むビジネスモデルにより手数料無料化を実現しています。

Firstradeはアメリカ国外に住むトレーダーにも積極的に門戸を開いており、日本在住の人でも簡単に口座を開設することが出来ます

基本的には手数料をはじめ海外在住者でもアメリカ在住者と同じ条件で取り引きができますが、法律や税金のルールの違いによって一部の取り引きに制限があります。

その一つがMutual Fundの購入です。

Mutual Fundは日本語で「投資信託」であり、小額でリスク分散投資ができる複数の株式や債券を組み合わせた商品です。

投資信託というとかつては高い信託報酬(運用会社への手数料)のイメージがありましたがアメリカには0.1%をきる低コストな商品もたくさんあり、近年は日本の証券会社からも購入可能な商品が増えていることもあって高い人気を集めています。

Firstradeにおいてアメリカ国外在住者へのMutual Fundの販売はその運用会社によって判断が異なり、購入可能なものとそうでないものが混在しているのが実態です。

今回はFirstradeで購入できるMutual Fundの見分け方をご紹介します。

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Mutual Fundの購入方法

まずはじめにMutual Fundの購入方法を説明します。

手順1:検索窓から目的のMutual Fund名称を入力

手順2:購入(BUY)を選択

手順3 :購入額を入力し、PREVIEWを選択

Dividends and Capital Gainsの欄は配当と譲渡益を再投資するか現金で受け取るかの選択肢です。
推奨は再投資です。
Prospectus(目論見書)を読んだにもチェックを入れてください。

手順4:SEND ORDERで注文を確定

注文を確定すればその日の取り引き終了後に決まった価格で購入が行われます。

購入可否の見分け方

次にアメリカ国外在住者がMutual Fundの購入可否を見分ける方法をご紹介します。

購入可否情報はProspectus(目論見書)に載っています

Prospectusは先程の手順3でView Prospectusをクリックして閲覧できます。

Summary ProspectusではなくProspectusを開きます。
そこで、「Foreign」や「Outside」等で検索すると海外投資家へ向けた説明文を探すことができます。

例えばこのようにVanguardのMutual Fundは購入することができません。

実際に購入注文を出すことは可能で、一見買えるように見えるのですが取引時間終了後の買い付けは行われずにRejectされてしまいます。

Firstradeで購入可能な Mutual Fundは11,000種類もあり、購入可能なものとそうでないものが混在していますので、購入したい銘柄があった場合にはProspectusを確認してみてください。

Mutual Fundが買えない場合どうするか

購入したいMutual Fundが上記の制限により買えない場合にはETFの購入がおすすめです。

ETFは日本語で上場投資信託と呼ばれ、その名の通り上場している投資信託です。

Mutual Fundと細かい違いはありますがコストも安くリスク分散投資向けの商品である点は同じです。

例えばVanguardの商品でアメリカのS&P 500に連動するMutual FundにVTSAXがありますが、これに相当するETFはVOOです。

ETFであればアメリカ国外に住んでいてもMutual Fundのような制限をうけずに購入することが可能です。

FirstradeでのMutual Fund購入まとめ

アメリカの証券会社Firstradeでリスク分散投資が可能なMutual Fundの購入方法をご紹介しました。

アメリカ国外在住の方は購入できない銘柄がありますので注意が必要です。

Mutual Fundが購入できない場合は代替手段としてETFを探してみてください。

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