パナソニックのサイトにホームベーカリーでつくる生食パンのレシピが公開されています。
全国に100店舗以上展開する高級生食パン専門店「乃が美」が監修したコラボレーションメニューです。
生食パンは”焼いたりバターをつけたりしなくてもそのままで美味しい”、”パンの耳まで柔らかい口当たり”を特徴とする高級路線の食パンです。
近年の流行により生食パンの専門店は全国に増えていますが、その入手には予約が必要であったり価格も高いため、まだまだ特別な一品です。
ホームベーカリーで一体どのくらい美味しい生食パンができるのか、早速我が家でもつくってみることにしました。
商品購入後にもレシピが増えるのはユーザーにとって嬉しい限りです
つくり方
生食パンはパナソニックホームベーカリーの上位機種がサポートする「パン・ド・ミ」のメニューを使ってつくることができます。
実はこのパン・ド・ミの機能は2018年の製品から改良が加えられています。
そのため今回の生食パンのレシピも新機種と旧機種で若干内容が異なります。
私が持っているのは旧機種のため、以下のレシピをもとにしました。
【レシピ】
強力粉:230g、三温糖:35g、塩(ぬちまーす):5g、無塩バター:15g、
生クリーム(乳脂肪分35%):40ml、水:140ml、ドライイースト:1.4g
レシピのうち、ぬちまーすは手に入らなかったので別の塩で代替です。
これらの材料のうち、ドライイースト以外を全てパンケースに入れてホームベーカリーにセットします。
普段作っているパン・ド・ミよりも水分量が多めの印象です。
そして、ドライイーストは内蓋のイースト容器にセットします。
小ネタとして、このイースト容器には上蓋にドライイーストが散乱することを防止するガードが付いています。
例えばドライイーストをセットした後にパンケースの材料入れ忘れに気がついた時にも躊躇なく二重蓋を再び開けることができるようになっています。
パナソニックが細かいところまでユーザの使い勝手を考えていることがよくわかります
仕上げはホームベーカリーのメニューをパン・ド・ミ(メニュー番号:1)に合わせ、焼き色を「淡」にしてスイッチをオンして約5時間待つだけです。
出来上がりと食べた感想
出来上がる頃にはパンの香ばしいにおいと生クリームの甘くていいにおいが部屋の中に漂ってきます。
蓋を開けると丁寧に扱わないと潰れてしまいそうな絶妙な柔らかさの生食パンが完成していました。
パンケースから出す際にいつも食べているパン・ド・ミの要領で扱ってしまったため少し形を損なってしまいました。
甘さを引き出すために1時間以上冷ましてパンを切っていきますが、やっぱりとても柔らかくて潰れてしまいそうです。
パンの中身は所々に大きな気泡もありますが、全体的にとてもきめ細やかです。
肝心の味は、生食パンらしくパンの耳まで柔らかく、控えめながらしっかり甘い、期待通りの出来です。
美味しい美味しいと家族ですぐに1斤ぺろりと食べてしまいました。
子どもたちにとってはやっぱり甘いパンは大好評です。
最後の一切れだけはトースターで焼いてバターをつけてみたところ、焼いてもなお柔らかさを感じる満足な仕上がりでした。
外がしっかり、中は柔らかのパン・ド・ミもお気に入りですが、たまの特別な日にはふんわり甘い生食パンもいいですね。
1斤あたりのコスト
冒頭ご紹介した「乃が美」の生食パンをお店で購入すると1斤の値段は税別400円です(記事執筆時)。
対して「おうち乃が美」はいくらでできるのでしょうか。
本家「乃が美」と使用している材料は異なりますが、183円と半額以下で美味しい生食パンをつくることができるのはお得ですね。
生食パンを焼ける機種
パナソニックの最新モデルで生食パンを焼くことができるおすすめのホームベーカリーはSD-MDX102とSD-MT3の2機種です。
上記機種のSD-MDX102がサポートするメニュー数は41種類、中位機種のSD-MT3は39種類と機能的に大きな差はありません。
デザインの好みや、実勢価格の違いで判断すればどちらを選んでも後悔することはないでしょう。
SD-MDX102
SD-MDX102はブラックとホワイトの2色展開です。
SD-MT3
おうちで簡単に焼ける高級生食パンを是非皆さんも試してみてください