日立の全自動洗濯機「ビートウォッシュ」BW-Vシリーズの2020年モデルが発売されました。
BW-Vシリーズは乾燥機能が付いていないタイプの洗濯機です。
【補足:エアジェット乾燥機能は付いていますが、風を吹き当てるだけで完全な乾燥は難しく、あくまでも脱水の補助的機能です。】
洗濯専用機としては高スペックでありながら乾燥機能がない分価格がリーズナブルなため、外干し派の方に人気の製品です。
2020年に新発売となったのは、BW-V90F(9kgタイプ)、BW-V80F(8kgタイプ)、BW-V70F(7kgタイプ)の3製品です。
これまでは10kgタイプも合わせて発売されるのが通例でしたが今年は発表がなく、前年モデルのBW-V100Eが継続して販売されています。
私も長年日立のビートウォッシュを愛用しており、最近もBW-V100Eに買い替えたばかりです
この記事では、日立の洗濯機が選ばれる理由、ビートウォッシュの使用レビュー、おすすめの購入先をご紹介します。
日立の洗濯機が選ばれる理由
日本国内の洗濯機シェアは日立とパナソニックの2強です。
洗濯機人気メーカーランキングでも1位の日立と2位のパナソニックが他社を大きく引き離しています。
多くのユーザーに日立の洗濯機が選ばれている理由は一体どこにあるのでしょうか。
抜群の洗浄力
日立製洗濯機の最大の特徴は“洗浄力の高さ”です。
大流量の水を使って衣類に高濃度の洗浄液を浸透させる独自技術の「ナイアガラビート洗浄」で頑固な襟や袖の汚れや泥汚れもキレイに落とすことができます。
浸透してしまった黄ばみがなかなか取れない場合にも「つけおきナイアガラビート洗浄」を使えば、120分または360分ゆっくり時間をかけて洗うことも可能です。
下洗いも不要なまさに”全自動”な洗濯機です。
洗濯機の要であるモーターは日立が創業当時から最も得意とする製品です。
“モーターといえば日立”という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
豊富な経験で磨き上げたモーター技術を駆使した洗浄力は多くのレビューサイトでも称賛されています。
近年はドラム式洗濯機の普及が進んでいますが、完全に洗濯機市場がドラム式に移行しない理由として、「本体価格の高さ」、「タテ型に劣る洗浄力」が挙げられます。
タテ型は洗濯槽の水流で”もみ洗い”をするのに比べてドラム式は衣類を洗濯槽の回転で上から下に落とす”たたき洗い”であるという根本的な違いがあり、洗浄力の面ではまだまだタテ型の方が優位です。
外仕事の方や子どもの部活動で衣服が汚れやすい方には特におすすめ!
高い品質
一般的に洗濯機は”壊れやすい家電製品”に位置づけられます。
その理由として以下のような点が挙げられます。
・使用頻度が高い(季節に関係なく一年中使う)
・本体にゴミが混入しやすい(服についたチリや洗剤の残り)
・モーターが故障しやすい(洗濯物の量や状態によってかかる負荷が変わるため)
このように洗濯機はメーカー泣かせの条件が揃った家電ですが、その中でも日立製品は壊れにくいと言うことができるでしょう。
先述したように日本国内ではトップレベルの販売台数を誇る一方、ネット上での悪いレビューや故障報告は他社に比べて相対的に少なめです。
実際に複数の家電量販店で店員に話を聞きましたが、やはり販売台数に対する故障の割合は圧倒的に日立とパナソニックが少ないということでした。
多くのメーカー製品を扱い、製品のトラブル対応も行う家電量販店店員の公平な意見は信用に値するでしょう。
日立の洗濯機は壊れにくい!
充実のサポート体制
それでも万が一の故障はつきものです。
どんなに品質が高い製品でも個体差による当たり外れや製品寿命は避けられません。
洗濯機の故障を経験したことがある方はわかると思いますが、洗濯機が使えないことによる生活への影響は想像よりも大きいものです。
日々使う家電だからこそ一日でも早く復旧してほしいものです。
こちらも日々製品のトラブル対応を行っている家電量販店店員から聞いた話ですが、日立はサポート体制も他社に比べて秀でているようです。
家電量販店は保証期間内の製品に故障が発生した場合、その修理をメーカーやメーカー系列の修理店に依頼します。
このとき、他社は1週間程待たされることが多い中、日立であれば1、2日で修理担当者が駆けつける割合いが高いということでした。
特に日立が本拠を置く関東エリアではその傾向が高いようです。
もちろん時期やタイミングによってはその限りではありませんが、安心して購入に踏み切ることができるでしょう。
万が一の故障時も安心!
ビートウォッシュの使用レビュー
ここでは実際に私がビートウォッシュを使っていて気づいた良い点と悪い点をお伝えします。
【良い点】洗濯物が絡まない
私が数年前に初めてビートウォッシュを使用して最も驚いた点が、洗濯後に衣類がほとんど絡み合っていないところです。
どんな形状の洗濯物でも常にスッと楽に取り出せるので、余計なパワーやストレスがかかりません。
その秘密は、研究が重ねられた滑らかな形状のパルセーターを小刻みに動かしながら脱水することで衣類をほぐす「ほぐし脱水」機能にあります。
パルセーターの滑らかなスロープ形状には、高い洗浄力を持ちながら衣類の傷みを抑える効果もあります。
私も長年使っていて洗濯による衣類の傷みを感じたことはありませんし、当然その洗浄力にも満足しています。
【悪い点】洗剤・漂白剤が入れづらい
使っていてイマイチと感じる点は洗剤・漂白剤が入れづらい点です。
日立の洗濯機の特徴として、洗剤・漂白剤投入口と柔軟剤投入口が別れています。
まず、洗剤・漂白剤投入口の奥行きが狭いため投入時に液体がこぼれやすいです。
また、洗剤・漂白剤投入口が洗濯槽についているため、その位置が洗濯機を回す度に変わってしまいます。
入れづらいなと感じる位置に投入口が来ることもあり、使い勝手が良いとは言えません。
柔軟剤投入口と同じ場所でまとまっている方がスタイリッシュで使いやすくなるのではないかと感じます。
ビートウォッシュの口コミ
ビートウォッシュを実際に使っているユーザはどのような感想を持っているのでしょうか。
良い口コミ
全体的に高い洗浄力と静音性に満足している口コミが多く見られました。
悪い口コミ
実は私が今回ビートウォッシュを買い替えた理由も口コミの最後にあるモーター異音でした。
動作には問題がなかったのでもう少し使いたい気持ちもありましたが、1日1回以上の高頻度で6年以上使用していたこともありほぼ寿命だと諦めました。
早めの故障でしたが日立の洗濯機には全体的に満足していたため、今回も同じシリーズを買い換えることに決めました。
ネット上のレビューを見てもモーター異音の症状が出てしまった方が一定数いるようです。
短期間で故障してしまうケースもあるため、長期間の保証付きがおすすめです
BW-Vシリーズを購入するなら
冒頭ご紹介した通り、BW-Vシリーズには7kg、8kg、9kg、10kgの4種類があります。
洗濯機の目安は「家族の人数×1.5kg」と言われますが、近年のトレンドは大きめ容量です。
大容量の方がまとめ洗いの手間も少なくなり、シーツ、毛布の洗濯にも余裕が生まれます。
4人家族以下
家族の人数が4人以下なら7kgか8kgが良いでしょう。
売れ行きのサイズなので、本体価格もリーズナブルです。
7kgではシングルサイズ2枚仕立ての毛布を洗うことができ、8kgではダブルサイズ2枚仕立ての毛布を洗うことができるという違いがあるのでお持ちの毛布に合わせて検討してみるのも良いかもしれません。
5人家族以上
家族の人数が5人以上、または4人家族でも”子どもの部活動で洗濯物が多い”というような方には9kgか10kgがおすすめです。
私は厚手のバスタオルや、バスローブを複数枚一緒に洗うことが多いので余裕のある10kgを選びました。
容量が小さいタイプを選んで、毎日洗濯物を詰め込み過ぎにしてしまっては折角の洗浄力が活かせません。
是非本体の価格差も考慮して選んでみてください。
長期保証のすすめ
多くのネットショップでは店舗に比べて安価に購入することができ、配送・設置・下取りにも対応しています。
一方、長期保証サービスはショップによって対応が様々です。
洗濯機は本体価格も高価で、故障時の修理費も決して安くありません。
あくまでも洗濯機は消耗品であると考え、長期保証はつけておくことをおすすめします。
例えば、ヤマダウェブコムでは本体価格そのままで長期無料保証が付帯しています。
最後に
汚れ落ち抜群で洗濯物が絡まない日立の洗濯機BW-Vをご紹介しました。
私は洗濯機と合わせて日立の乾燥機も一緒に使用しています。
洗濯物がふっくら仕上がり、特に梅雨や冬に大活躍する製品ですので、興味のある方は是非こちらもご覧ください。