お店レベルの自家製パンが簡単に!パナソニックホームベーカリーレビュー

パン屋さんに入ると店内いっぱいに広がる、食欲を刺激する美味しそうな焼きたてパンのにおい。

そんな幸せな気持ちが自宅でも簡単に感じられたら嬉しいと思いませんか?

ホームベーカリーさえあれば皆さんの自宅はあっという間に小さなパン工房です。

食パンだけではなく、惣菜パン、ピザ生地、フランスパン、ベーグルだってお手の物です。

この記事ではお店のパンと遜色ないクオリティのパンを簡単に作ることができるパナソニック製ホームベーカリーをご紹介します。

るしっど
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作りたてのパンとお気に入りのコーヒーで迎える朝は至福の時間です

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どんなパンを作ることができる?

私が持っている機種はSD-BMT1001という旧モデルですが、各種パンに加えて、うどん、パスタ、もちきじの等、合計36種類のメニューに対応しています。
最新機種では40種類以上のメニューに対応しているモデルも登場しています。

数あるメニューの中でも私が特に頻繁に使うメニューは『パン・ド・ミ』『パン生地』です。

パン・ド・ミ

あまり聞き慣れない単語であるパン・ド・ミは簡単に言うと食パンの上位互換品です。
パナソニックもパン・ド・ミのことをプレミアムな食パンと称しています。

元々パン・ド・ミはフランス語で柔らかいパンのことを指す言葉です。
固いパンの皮を味わうフランスパンに対して、柔らかい中身の味わいを求めるのがパン・ド・ミという位置づけです。

パナソニックのホームベーカリーでこのパン・ド・ミを作ると、外はしっかり中はふわふわのとても美味しい食パンが焼き上がります。
普通の食パンに比べて、材料に使う水の分量が多く、発酵に長い時間をかけることで出来上がりがしっとりして柔らかくなる特徴があります。

パナソニックのパン・ド・ミ人気はとても高く、このメニューがあるからホームベーカリーはパナソニック製以外考えられないというファンも数多くいます。

美味しいパン・ド・ミを手造りするためには本来高い経験値が求められるところですが、ホームベーカリーを使えばもちろん誰でも簡単に味の再現が可能です。

作り方は本体内部パンケースの中に材料をセットし、二重蓋の一つを閉じてイースト容器にドライイーストを入れておきます。

【材料】
強力粉250g、バター15g、砂糖17g、牛乳60g、塩5g、水136g、ドライイースト1.4g
※説明書では牛乳ではなくスキムミルクで記載されていますが牛乳での代替が可能です。

材料をセットした後はメニューボタンからパン・ド・ミを選択し、出来上がって欲しい時間にタイマーをセットしてスタートボタンを押すだけです。

ねり(1回目)、ねかし、ねり(2回目)、発酵、焼きの全行程をホームベーカリーが自動で行います。

パン・ド・ミの焼き上がりまでにかかる時間は約5時間なので、夜寝る前にセットするのがおすすめです。
朝起きると部屋の中に焼きたてパンのいい香りが立ち込めています。
美味しいパン・ド・ミ1斤分の完成です。

るしっど
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焼きたてのパン・ド・ミを何もせずにそのまま食べるのが最高です

パン生地

パン生地は惣菜パンを作る時に選択するメニューです。
パン・ド・ミに比べてひと手間かかるため時間がある休日に作ることが多いです。

ホームベーカリーに材料をセットし、メニューからパン生地を選択してスタートボタンを押します。

【材料】
強力粉300g、バター20g、砂糖15g、牛乳160g、塩5g、卵1個、ドライイースト6g
※説明書の分量とは異なります。

パン生地はねり(1回目)、ねかし、ねり(2回目)、発酵までの全行程が1時間で完了します。

このパン生地を使ってハムチーズコーンパンやウインナーパン等の惣菜パンを作っていきます。

あとはオーブンで焼けば美味しい惣菜パンの完成です。

るしっど
るしっど

見た目も味もお店クオリティのパンができます

ホームベーカリーの口コミ

既にパナソニックのホームベーカリーを購入しているユーザーはどのような感想を持っているのでしょうか?

良い口コミ

・メニューのレパートリーが豊富でアレンジもしやすいので作るのが楽しい
・自家製なので添加物や変な材料が入っていない安心感がある
・焼きたてパンを食べると普通のお店で買うパンが物足りなくなるくらい美味しい

口コミを見ていると、やはりパン・ド・ミをメインに作っている方が圧倒的に多く、ほとんどの方がその味に満足しているようです。

悪い口コミ

・パンを練る音が結構大きい
・パンを練る部品であるパン羽根が洗いづらく、メンテナンスに多少難がある

パン羽根に生地がよくこびりつき、洗いづらいという声が散見されました。

確かにパンケースに取り付ける軸部分に生地が残りやすいと感じます。
最新機種でもこの構造は同じです。

説明書では竹串を使ってきれいにすることが推奨されています。

ホームベーカリーで作るパンのコスパは?

お手軽にお店クオリティのパンを作れるホームベーカリーですが、コストの面からはお得なのでしょうか?
試しにパン・ド・ミ1斤を作るのにかかる費用を計算してみました。

強力粉250g・・・63円
バター15g・・・26円
砂糖17g・・・2.5円
塩5g・・・1.5円
ドライイースト1.4g・・・4円
牛乳60g・・・12円
水136g・・・6円
電気代:20円

合計:135円

スーパーやパン専門店で購入できる食パンと比べると価格は同じか少し安いくらいでしょうか。
ホームベーカリーは節約目的という買い方にはそこまで適さないかもしれません。

総菜パンの場合はお店での価格が高めなため、食パンに比べて節約効果が見込めるでしょう。

パナソニックのおすすめ機種は?

パナソニックから発売されている最新機種は上位から順にSD-MDX102、SD-MT3、SD-SB1の3種類です。

個人的なおすすめは上記機種のSD-MDX102か中位機種のSD-MT3です。

SD-MDX102

SD-MDX102は最上位機種だけあり、デザインも洗練され色もブラックとホワイトの二色から選べます。
メニューの数も最も多い41種類です。

スタイリッシュで最先端の家電を求める方にはSD-MDX102が一番適しているでしょう。

実売価格はおよそ4万円です。

SD-MT3

SD-MT3はバランスに優れた製品です。
実質的な機能は最上位機種のSD-MDX102と遜色がなく、ほぼ同等と考えて良いでしょう。

メニュー数は39種類で、SD-MDX102に比べて”食パン生地”、”ハード生地”、”リッチ生地”が無く、その代わりに”パン生地”があるという違いがあります。

総菜パン作りにこだわりたい方は選べる生地の種類が豊富なSD-MDX102を選択しておいた方が後悔することがないでしょう。

それ以外の方は実売価格が3万円台のSD-MT3がコストパフォーマンスが高くおすすめです。

SD-SB1

SD-SB1はエントリーモデルです。

上の2機種に比べて、インバーターモーターや遠赤フッ素パンケースが搭載されていない機能的な差異があります。
またメニュー数も20種類と少なめで、人気パン・ド・ミも残念ながら作ることができません。

その代わりに価格がかなり抑えめでショップによっては2万円をきる価格で購入することが可能です。
初めてのホームベーカリーで、使わなくなるリスクも考慮して、まずはお試しで購入してみたい方におすすめです。

Point

パン・ド・ミを作ることができるのは上位機種のSD-MDX102か中位機種のSD-MT3

一緒に持っておきたい器具

ホームベーカリーと一緒に持っておくともっとパン作りがはかどる便利な器具を合わせてご紹介します。

パンスライサー

パンスライサーは出来上がったパン・ド・ミや食パンを複数枚にスライスする際に用います。

パンは包丁では切りづらく、パンくずも多く出てしまうため専用のスライサーを使うのがおすすめです。

人気のパンスライサーは下村工業のヴェルダンです。長い期間鋭い切れ味を保つ商品として評判です。

スケッパー

スケッパーは総菜パンを作る際にパン生地をきれいに分割するのに使います。

人気のスケッパーはタイガークラウンのポリエチレン製スケッパーです。

ポリエチレンは包丁や金属製品のように下の台を傷付けてしまう可能性も低く、シリコンのように柔らかすぎもしないので生地の分割には最適です。

めん棒

めん棒はバターロール等の生地を伸ばす作業や、パン以外にもナンやピザ生地の成形に便利です。

人気のめん棒はタイガークラウンのガス抜きめん棒です。

めん棒の表面に凹凸がついているので、生地を伸ばしながら生地の中の空気を抜くことができるアイディア商品です。

ABS樹脂でできており、木製よりも生地がめん棒にくっつきづらいと評判です。

大と小の2サイズが展開されており、パン作りは小、ピザ生地は大のように使い分けている方が多いようです。

おわりに

正直なところホームベーカリーを買うまでは、結局使わなくなってしまう家電になるのではないかと不安に思っていました。

我が家ではアメリカ赴任がきっかけになり、「美味しいパン屋さんが周囲になかった場合に自分たちで作りたい」と購入に踏み切りましたが結果的には大正解でした。

日本に帰国後も食パンは長らくお店で購入していません。

特にパン・ド・ミの美味しさと簡単さがホームベーカリーを長く使用できている要因です。

是非皆さんもホームベーカリーを使って、焼きたての美味しいパンをご自宅で味わってみてください。

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