楽しい食事が終わったあとに待っている後片付けは誰しも憂鬱です。
家事の中でも「食器洗い」が一番嫌いと公言している人も多く、嫌いな家事ランキングでもトップの常連です。
そんな面倒な食器洗いの悩みも食洗機を導入すればあっという間に解決します。
今回紹介する据え置きタイプ食洗機の製品市場はパナソニックの一強です。
そんなパナソニック製品の中でも最上位モデルである『NP-TZシリーズ』を購入したのでご紹介します。
食洗機購入の理由
食洗機というと一軒家やマンションによくあるビルトインタイプのイメージを持っている方が大半だと思います。
私は社会人になってからずっと賃貸物件に住んでいますが、これまで食洗機が備え付けられていたことはありません。
キッチンスペースの問題で検討すらしたこともありませんでした。
一時期日本を離れてアメリカに駐在した際に初めて食洗機付きの物件を借り、その時の経験から食洗機が無い生活にはもう戻れなくなってしまいました。
一度楽な思いをするともう手放せません。それくらい便利な家電です。
日本に戻ってからもやはり賃貸物件を借りているのですが、当然食洗機は備え付けられていませんでした。
今回は狭いキッチンスペースを犠牲にしてでも導入しようという強い意志のもと据え置きタイプの製品を探し、最終的にパナソニックのNP-TZシリーズを購入しました。
NP-TZシリーズを選んだ理由
パナソニックの据え置きレギュラータイプ(5人用)にはNP-TZシリーズの他にもNP-THシリーズ、NP-TAシリーズがあります。
これらの3シリーズは下表のように洗浄できる食器点数、寸法、洗浄時間、消費電力等の基本スペックは全て共通です。
食器点数 | 40点 |
庫内容量 | 50L |
寸法 | 幅:550mm 奥行:344mm(扉開放時565mm) 高さ:598mm |
使用水量 | 11L |
運転時間 | 84分(50Hz)/79分(60Hz) |
消費電力 | 770Wh |
しかし、最上位モデルのNP-TZシリーズにしかない機能が3つあります。
・5段階の洗浄レベル選択機能(他は3段階)
・ナノイーX送風による清潔さキープ
・自動ドアオープン/静電タッチ
この中でNP-TZシリーズを選んだ一番の決め手は「自動ドアオープン/静電タッチ」機能です。
正直な話、パナソニックの据え置きタイプ食洗機はどれも値段の割に高級感をあまり感じることはできません。
全体的にプラスチック感が強く、初めて家電量販店で製品のドアをオープンした時は「おもちゃっぽい」とすら感じてしまいました。
そんな中でも、NP-TZシリーズは静電タッチパネルによるボタン操作と自動ドアオープンを採用しており他モデルに比べてスタイリッシュです。
食洗機はキッチンの中でもかなり大きなスペースを占める家電なので、インテリアとしてもなるべくスマートな製品を購入したいものです。
次点の決めては「ナノイーX」です。
ナノイーXはパナソニック公式サイトによると菌の減少率99%を超える除菌効果があり、運転後24時間庫内を清潔な状態に保ってくれるようです。
食洗機の洗浄と乾燥には1時間以上かかります。
夕食後に食洗機のスイッチを入れ、運転完了を待つこと無くそのまま朝まで庫内に保管できるのは「ずぼら」なライフスタイルにマッチしていました。
食洗機の基本的な機能はどのシリーズも共通なため、NP-TZシリーズを選択するかは他シリーズとの価格差も影響してくると思います。
もし価格差が小さければNP-TZシリーズを選ぶ一手でしょう。
NP-TZシリーズはタッチパネルでスタイリッシュ!
ナノイーXで除菌効果も期待できる!
食洗機導入で感じた効果
ここからは購入後のレビューです。
食洗機による家事の時短効果は絶大です。
皿に残った大きな残飯のみを取り除いて食洗機にセットし、食洗機用洗剤を入れてスイッチを押すだけで後片付けは完了です。
下洗いは行わなくてもしっかりキレイに洗い上げてくれます。
例えば、こんな油まみれで2時間も放置してしまったお皿も完璧に真っ白になります。
家族の人数が多いほど洗い物の量が増えるのでその恩恵は大きくなり、レギュラータイプであるNP-TZシリーズは5人家族分まで問題なく洗えます。
大きめの鍋もすっぽり収納可能です。
手洗いの回数が減るので冬場にで手も荒れませんし腰も痛くなりません。
大家族にとっては特に最高の手助けになることは間違いありません。
高温除菌効果
NP-TZシリーズと一つ下位のモデルであるNP-THシリーズは最高80℃の温水で洗うことができる高温除菌機能を持っています。
人の手洗いでは難しいことを家電製品の導入によってできるようになることは単純に素晴らしいです。
小さな子どもがいる家庭では食の安心、安全を特に意識するのでとても嬉しい機能です。
高温もあれば低温もあるということで、低温ソフト機能も付いています。
耐熱温度が低い食器を洗う場合に食器を損傷してしまう心配もありません。
私はあまり気にせずにどんな食器も通常の温度で洗っていますが食器が損傷したり劣化したことは1回もありません
節約効果
一回の洗浄で使用する水の量は11リットルで、これは手洗いよりも少ない量だそうです。
私は水を流したまま手洗いをしてしまうことが多いので結構な水の削減につながっていると思います。
使用する洗剤は食洗機専用のものが必要です。
洗剤は本体内部の下にある洗剤投入口から投入します。
洗剤のタイプはタブレットタイプ、ジェルタイプ、粉タイプの全てが使用可能です。
私が使っている洗剤は価格が安く(約600円)、洗浄力にも定評のあるミマスクリーンケアの緑の魔女です。
一回の運転に使う量は4.5gなため、一袋で177回分です。
食洗機を1日1回使用する場合は半年分の量です。
NP-TZシリーズは手洗いよりも節約効果が高い!
動作音
運転中は内部で放水をしていると思われる「ゴーッ」という音が鳴るので、部屋が静かなら多少響きます。
それでも、閉じられた食洗機庫内の洗浄なので手洗いで出る音よりはるかに小さいです。
誰かが手洗いをしているとリビングでテレビの音が聞こえないなんてことがありましたが、そんな思いをすることもなくなります。
設置
設置は家電製品の中でも大変な方に分類されるでしょう。
まずはじめに設置場所選びに苦労します。
食洗機は取水と排水が必要なため、なるべくキッチンシンクの近くに配置する必要があります。
キッチンスペースが小さいと置く場所がないため、カウンターの上に置いたり、台やメタルラックを購入してその上に置く方もいるようです。
購入前に大きさをしっかり測って設置場所を考えていましたが家に持ち込むとその大きさに圧倒されました
次に食洗機に水を供給するための分岐水栓の取り付けについて説明します。
分岐水栓は各家庭の水栓に合った物を調べて別途購入する必要があります。値段は1万円近くします。
取り付ける際には水の元栓を閉じて水漏れを起こさないよう慎重に行いましょう。
多くの場合水の元栓はシンクすぐ下の収納スペース内に見つけることができ、ドライバー等を使って開け締めできるようになっています。
分岐水栓はお湯の経路も接続できるようになっていますが、NP-TZシリーズは内部で水を加熱してくれるのでお湯の経路をつなぐ必要はありません。
ビルトインと比べたデメリット
ビルトインタイプに比べてデメリットと感じる点もあります。
まず1つ目は設置に関する点です。
後付けになってしまう分、どうしても外観をスマートに見せるのは難しいです。
大きさによるインパクトに加えて、付随する給水ホース、排水ホース、電源ケーブルを上手に隠して綺麗に仕上げるのも至難の業です。
私は給水ホースと排水ホースは結束バンドでまとめて、電源ケーブルは配線カバーで隠しています。
2つ目は前述した扉のプラスチック感が強いということです。
前面のタッチパネルはかっこよくて使い勝手も悪くないですが、扉のプラスチックによるチープ感は少し残念です。
軽さ重視なのでしょうが、もう少し高級感があれば素晴らしい製品なのにと思います。
2つデメリットを上げましたが、メリットの大きさから考えるとどちらも些細なものです。
NP-TZシリーズの口コミ
実際にNP-TZシリーズを購入したユーザはどのような感想を持っているのでしょうか?
良い口コミ
食洗機の購入により想像以上に皿洗いが楽になり、なぜもっと早く買わなかったんだという感想が多いのが印象的です。
悪い口コミ
食器を入れる場所や向きに気を配る必要があるという口コミにはとても共感できます。
食洗機の能力を最大限引き出してあげるためにも最初は説明書をしっかり読みましょう。
NP-TZシリーズの最新モデルは?
NP-TZシリーズの最新モデルはNP-TZ200です。
旧モデルであるNP-TZ100との違いは、画像の赤枠で囲まれている右側の上カゴが「リバーリブルエリア」になっている点です。
カゴを反転させたり付属のプレートホルダーを取り付けることでグラス、鍋、長皿がセットできる、より使いやすい構造になっています。
NP-TZ200のお得な購入先は?
NP-TZ200はホワイトとシルバーの二色展開です。
上記サイトのうち記事執筆時点での最安値は、ホワイトが楽天市場とYahooショッピングの82,800円、シルバーが楽天市場の84,500円でした。
10万円近い商品なので、個人的には延長保証が付けられるショップで購入することをおすすめします。
高額家電なので延長保証付きがおすすめ!
以上がパナソニック NP-TZシリーズのレビューです。
これからは洗浄力ばっちりの食洗機に手間のかかる洗い物を任せましょう!