「あっ!時計の電池が止まってる!」
こんな時皆さんはどうしていますか?
近くのホームセンターや時計店に持ち込んで交換をお願いしている人が大半ではないでしょうか?
実は時計の電池交換は器具さえ入手すれば自分で簡単にできるんです。
器具にかかる初期投資はたったの1,500円です。交換の電池代は1個あたり100円以下です。
電池交換を時計店にお願いすると安くても1,000円はすることを考えるとわずか2回で元が取れてしまいます。
お店に出向く手間や電池交換を待つ時間もかかりません。
それでは早速おすすめの交換器具と方法をご紹介します。
こじ開けタイプにはMKSのスーパーコジ明け
皆さんに紹介したい交換器具はMKS(明工舎製作所)のスーパーコジ明けです。
この器具は裏蓋が密閉されたいわゆる“こじ開けタイプ”と呼ばれる時計に使えます。
スーパーコジ明けを裏蓋と時計本体の隙間に滑り込ませ、テコの原理で蓋を開ければすぐに電池とご対面です。
後はピンセットや爪楊枝を使って電池を交換しましょう。
このスーパーコジ明けに驚いたのはとにかく高い品質と精度です。
一見隙間なんて全く無いように見える蓋の隙間にスッと刃が入り込みます。
持ち手も滑らかで扱うのに丁度よい大きさで、違和感なくパカッと簡単に蓋を開けることができます。
とにかく全てが滑らかで品質良く作られており、どこを触っても手を怪我する心配がありません。
これはすなわち時計も傷付けにくいということです。
製造元の明工舎製作所は1936年創業の国内時計工具専門会社です。
時計技術者が使用する工具をメインに開発しています。
品質の高さも納得です
Amazonでは先端が広い9ミリタイプと細い4ミリタイプの2個セットで販売されており、あらゆる大きさの時計をこじ開けることができます。
購入者の口コミでも非常に高い評価を受けています。
もっと安価に販売されている類似製品もありますが、明工舎の商品は特に高い評価を集めています。
蓋が閉じづらい場合
蓋を開けて電池を交換したのはいいものの、腕時計によっては最後に蓋をなかなか閉じることができないケースがあるようです。
力を入れ過ぎたり、無理やり工具を使って閉じようとして時計を傷つけてしまったら後悔してもしきれないでしょう。
そんな時は諦めて1,000円台から購入できる専用の蓋締め器具を購入しましょう。
専用器具だけあり、手では閉まらなかった蓋が簡単に閉まるという口コミが数多く投稿されています。
今回私は幸運にも手で簡単に蓋を締めることができました。
電池交換が急ぎでなければ一度手で試してみて駄目だったら購入することをお勧めします。
スクリュー式時計は?
時計に裏蓋には他にもスクリュー式タイプと呼ばれるくぼみがあるタイプが存在します。
こちらのタイプにスーパーコジ明けを使用することは出来ません。
スクリュー式の時計をお持ちの方はスクリューオープナーと固定台が必要です。
私が持っているスクリュー式の時計はソーラ時計のためまだオープナーは購入していませんが、近いうちにユーザ評価の高い以下の商品を購入するでしょう。
腕時計のベルト調整工具も安く手に入るので合わせて購入しておきたいところです。
ネットショップ等で時計を購入した場合に自分で簡単にベルトを調整することができるメリットがあります。
時計の電池交換はここに注意
電池交換は素人でもできる簡単な作業ですが時計は高価な精密機械だということを忘れてはいけません。
失敗して大切な時計に傷を付けてしまう可能性もゼロではありません。
それに時計店やメーカーに電池交換をお願いすると時計表面の傷を磨いてくれたり故障有無のチェックをしてくれるといった付加価値もあります。
これらを念頭に置いて、それでもコストと手間をかけたくないという場合は自分で交換することをおすすめします。
極力失敗するリスクを減らすために品質の良いMKSのスーパーコジ明けを使いましょう