インターネット上には「ANAマイルを貯めて毎年家族でハワイにビジネスクラスで行ってます」的な情報が溢れています。
これはブログやポイントサイトで集金(集ポイント)システムを構築した一部の人に限定される話で、多くの人にとっては現実的な話ではありません。
私ももちろんその一部には含まれません。羨ましいばかりです。
それでも、ちょっとしたひと手間をかけてANAマイルをコツコツ貯めることで沖縄離島への旅行費用をかなり抑えることくらいは十分可能です。
もしくは数年計画でマイルを貯めてANAのマイル修行に充てるなんてことも可能です。私はこのパターンでマイルを貯め続けて2019年に念願のANAプラチナステータスになりました。
この記事では誰でもできるANAマイルを貯める小さな習慣をご紹介します。
ANAマイル初心者の方はどうやったらマイルが貯まっていくのかを是非チェックしてみてください。
ANAワイドゴールドカードに支払いを一本化
ANAマイルを効率的にコツコツ貯める第一歩はクレジットカードを作り、決済をそこにまとめることです。
使用するクレジットカードはコスパの良さからANAワイドゴールドカードがおすすめです。
・還元率が1.3%と高い
・ANA便搭乗で25%のボーナスマイル
・年会費が抑え目(¥9,500+税〜)
・ゴールドカード特典(カードラウンジ利用や国内海外旅行保険)が豊富
・ANAプラチナステータス到達後に発行できるSFCカードへの切り替えが簡単で審査落ちの心配がない
コスパ抜群!還元率1.3%のANAワイドゴールドカードを申し込む
日々の生活費や買い物の支払いをこのカードに一本化します。家賃、携帯、ガス、電気、ネット等、カード支払いが可能なものは全部です。
ANAマイルの還元率が1.3%と高いので年間77万円(1ヶ月6万円ちょっと)の使用で1万マイルが貯まります。
1万マイルあれば前述したように沖縄離島への旅行費用をかなり抑えることができるんです。詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
ネットの買い物はハピタスを経由(Amazon以外)
更に効率良くANAマイルを貯めるためにポイントを二重取り、三重取りします。
ポイントサイトは数多く種類がありますが、ハピタスで一本化することがおすすめです。
ハピタスは多くの案件を高いポイント還元率で網羅しています。
また、ポイントサイトを複数使い分けると一番還元率が高いサイトを探す手間がかかるのとポイントが分散してしまい結果的に貯まりづらいです。
使い方は“ネット上の買い物やサービスを利用する前にハピタスのサイトを経由するだけ”です。
楽天市場での買い物を例に見てみましょう。
ハピタスの検索バーに利用したいサービス、今回は”楽天”を入力して検索を実行します。
次に楽天市場の“ポイントを貯める”ボタンをクリックすると楽天市場に移動することができるので、その後はいつも通り買い物をするだけです。
このたった一手間だけでハピタスポイント、楽天ポイント、クレジットカードのポイントの3種類のポイントを貯めることができます。
買い物以外にも宿泊予約や無料のサービス利用(保険相談や自動車査定)でもポイントが貯まるのでネット上で予約や手配をする時は必ずハピタスに案件があるかをチェックします。
1年間で1万ハピタスポイント(1万円相当)くらいは簡単に貯めることができますよ
ハピタスポイントには有効期限がない(ただし、1年間ログインがない場合はアカウント自体が消滅)ため、コツコツ貯めることに向いているのも嬉しい所です。
ハピタスでは最初のスタートダッシュとして無料のクレジットカード申請や証券口座開設案件に申し込むだけでポイントを荒稼ぎすることも可能です。
数件の申込みで簡単に10万を超えるポイントをタダで獲得できるので多くの方がやっています。
貯めたハピタスポイントは下記のルートを使えば高交換率でANAマイルに交換することが可能です。
ただし「TOKYUルート」を使うためにはANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードの発行が必要なのでご注意ください。
Amazonの買い物はポイントUPモールを経由
残念ながらハピタスはAmazon利用時のポイントがつきません。
そのためAmazon利用時は三井住友VISAカードのポイントUPモールを経由してカードのプレミアムポイントを貯めます。
Amazonの場合、通常は買い物額¥1,000に対して1プレミアムポイントが付与されます。ポイントUP期間中には2プレミアムポイントになることもあります。
1プレミアムポイントは3マイルに交換できます。そのため、普通にAmazonで買い物をするよりも0.3%分お得です。
上で紹介したハピタスとポイントUPモールに同じ案件があることもあります。例えば楽天市場です。楽天市場の場合、ハピタス経由では0.5%~0.75%の還元率でポイントUPモール経由では0.3%の還元率となります。
このようにハピタスの方がお得なケースがほとんどなため、Amazon以外はハピタスを経由するようにしています。
ポイントUPモールはANAワイドゴールドカードを作ることで利用できるようになります。
ソラチカカードで有効期限延長
ANA To Me CARD PASMO JCBカード、通称ソラチカカードは貯めたANAマイルの有効期限を延長できるカードです。
ANAマイルの有効期限は3年のため、一番お得な特典航空券への交換に使おうとすると使うタイミングが難しくマイルの有効期限が迫ってきてしまうことが往々にしてあります。
マイルの有効期限が来ると普通はANAスカイコイン(交換率最大1.7倍)や楽天ポイント等の他社ポイント(交換率1倍)に交換することになるのですが、交換率が最大で10倍になることもある特典航空券に比べるとその選択は避けたいところです。
ソラチカカードを持っていると、ANAマイルを10,000マイル→10,000メトロポイントに交換することができ、その逆の100メトロポイントを90ANAマイルに交換することもできます。
この交換により元々のANAマイルを10%失ってしまいますが、その代わりに有効期限を大きく延ばすことができます。
メトロポイントの期限は最短で1年4ヶ月、最長で2年です。ANAマイルに再交換するとまた有効期限は3年後になるので、合算すると延ばすことができる有効期限は4年4ヶ月以上です。
マイルの有効期限を延長できるソラチカカードを申し込む私もマイル修行で必要なマイルをずっと貯めておくために何度かこの方法で有効期限を延ばしました。
ANAマイルを有効期限内に使えなかった場合、10%程度の消失であれば期限を延ばす価値の方が十分に高いと思っています。
なぜマイルの価値が高いかについてはこちらの記事をご覧ください。
ANAマイルが貯まる生活習慣まとめ
今回はひと手間をかければ誰でもできる3つのテクニックをご紹介しました。
・ANAワイドゴールドカードに支払いを一本化する。
・買い物やネット申し込みはハピタスとポイントUPモールを経由する。
・ANAマイルの期限が近づいたらソラチカカードで期限を延長する。
地味ですが今までの生活にちょっとしたひと手間を加えてコツコツ貯めていくことでお得な旅行につなげていくことが可能です。
是非皆さんもANAマイラーへの第一歩を踏み出してみてください