日々の家事負担を減らしたいのであれば乾燥機の導入による効果は絶大です。
ドラム式洗濯機の登場により日本の乾燥機普及率は年々高まっているものの、実情を見ると外干し派がおよそ80%と乾燥機ユーザーはまだまだ少数派です。
乾燥機を使えば洗濯物を「干す」と「取り込む」作業が不要になるので1日あたりおよそ30分の労働時間が削減できます。
これは1年間で1週間分もの時間に相当します。
それだけではなく、乾燥機は外干しよりも洗濯物をふかふかに柔らかく仕上げてくれる効果もあります。
洋服に花粉がつく心配もありません。
最近の製品市場では乾燥機能付きのドラム式洗濯機が主流です。
しかし、洗濯機とは独立したタイプの乾燥専用機もまだまだ根強い人気があります。
この記事ではドラム式洗濯機と乾燥専用機のそれぞれ違ったメリットをご紹介します。
是非皆さんのニーズに合うのはどちらかチェックしてみてください。
ドラム式洗濯機のメリット
最新の機種が購入できる
ドラム式洗濯機は各社が最先端の技術を投入してくる製品です。
これは使い勝手や洗浄力等の機能面だけではなく省エネや節水面でも数年前の製品よりも高い効果が期待できます。
対して乾燥専用機の売れ筋モデルは3~4年前に発売開始された製品が大半です。
最新製品や最先端技術を求める方はドラム式洗濯機を選ぶのが良いでしょう。
自動で洗濯乾燥
ドラム式洗濯機であればスイッチを押すだけで洗濯から乾燥まで全自動で行ってくれます。
乾燥専用機のように洗濯後に洗濯物を途中で入れ替える必要がありません。
朝スイッチを入れて夜帰ってきたら乾燥まで完了しているという使い方ができるので、単身や共働きの方には特に嬉しいでしょう。
省スペース
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機+乾燥専用機の組み合わせに比べて圧倒的に専有するスペースが小さいです。
縦型洗濯機の上に乾燥専用機を載せるとどうしても洗面所に圧迫感が生まれますがドラム式洗濯機ではそんな心配もありません。
ドラム式洗濯機自体のデザインもスマートな製品が多いため、洗練された家づくりを実現したい方はドラム式洗濯機一択でしょう。
ドラム式洗濯機のおすすめ製品は?
ドラム式洗濯機の最新モデル人気製品は日立のBD-SG100ELとパナソニックのNA-VX300ALです。
どちらもドラム式洗濯機でありながら20万円を切るコスパ抜群の商品です。
日立のBD-SG100ELは私も購入してレビュー記事を書いているのでご覧ください。
乾燥専用機のメリット
ガス乾燥機を選べる
ガス乾燥機は乾燥時間が短いまさに最強の乾燥機です。
電気乾燥機の乾燥時間はおよそ2〜3時間のところ、ガス乾燥機は1時間以内です。
コインランドリーで多く導入されている速乾性のある乾燥機もこのガスタイプです。
そしてガス乾燥機が欲しいのであれば乾燥専用機しか選択肢はありません。
家庭用のガス乾燥機といえばリンナイの「乾太くん」です。
ガス乾燥機のデメリットは、乾燥機置き場までガス管を通す必要があるため工事が必要で初期費用が必要な点です。
この理由で賃貸物件に住んでいる方の導入はなかなか難しいでしょう。
価格が安い
乾燥専用機なので当然ですがドラム式洗濯機よりも安価です。
人気の高い日立の製品でも4kgタイプが4万円台から購入できます。
洗濯機を買ったばかりの方やまだまだ使いたい方で乾燥機を導入したい場合はこの選択になるでしょう。
故障のリスク低減
洗濯機と乾燥機が物理的に別れていることで故障のリスクを低減することができます。
万が一故障が発生した時の買い替えによる金銭的なダメージも分散されます。
ドラム式洗濯機は洗濯機能か乾燥機能のどちらかが壊れたら両方とも使用できなくなります。
もちろん追加の長期保証サービスでリスクの低減はするのですが、保証期間は長くても6年間で保証期間が切れたあとに壊れたというレビューもネット上では散見されます。
個人的に最近の洗濯機は高機能化のあおりで昔よりも故障しやすくなっていると感じるので重要なメリットの1つです。
重量が軽い
これは乾燥専用機のメリットというよりもドラム式洗濯機のデメリットの側面が強いですが、乾燥専用機は重量が軽いです。
例えば、同じ容量(洗濯10kg、乾燥6kg)のタイプで製品重量を比較してみましょう。
縦型洗濯機 | 乾燥専用機 | ドラム式洗濯機 |
42kg | 26kg | 77kg |
ご覧のようにドラム式洗濯機はなんと77kgもあります。
これは大人の男性2人でも移動させることがかなり難しい重量です。
設置や撤去は業者への依頼が必須でしょう。
それに比べて専用乾燥機は洗濯機と個々の重さが分散されるので一人でも設置や撤去が可能です。
洗濯と乾燥が同時に可能
1日に複数回洗濯が必要な場合、洗濯機と乾燥機を同時に運転させることができるのでドラム式洗濯機よりも効率的に洗濯を終えることができます。
例えば普通衣類の洗濯乾燥とデリケート衣類の洗濯外干しを同じ日に行うケースを考えてみましょう。
ドラム式洗濯機で通常の洗濯乾燥を先にしてしまうと、長い乾燥が終わるのを待ってからデリケート衣類の洗濯することになるので結果的に外干しのデリケート衣類が乾かないということが起こり得ます。
その反面、乾燥専用機は洗濯機と並行して使用することができるのでどちらの洗濯を先に行っても問題ありません。
乾燥専用機のおすすめ製品は?
乾燥専用機のおすすめは日立のDE-N60WVです。
こちらも購入してレビュー記事を書いているのでご覧ください。
ドラム式洗濯機と乾燥専用機のまとめ
ドラム式洗濯機と乾燥専用機それぞれのメリットをご紹介しました。
実は両者には今回紹介した項目以外にも乾燥方式や乾燥時間等の細かい違いがあります。
ですが、私自身どちらも使用してみて、乾燥時間、仕上がり、ランニングコストにはそれほど大きな違いを実感しませんでした。
皆さんもそれぞれのメリットを考慮したうえで是非ご自身のライフスタイルにあった選択をしてみてください。
乾燥機は必ず皆さんの生活に余裕を生んでくれますよ