【徹底比較】海外から日本のテレビ番組をリアルタイムで見る方法

海外への赴任や移住。慣れ親しんだ日本の環境から離れて寂しい思いをするんじゃないか?離れている間に日本の情報に疎くなるんじゃないか?そんな不安を抱える方は多いと思います。

でも、もし海外で日本のテレビ番組をリアルタイムに見ることができたらどうでしょうか?慣れない土地での家族のストレスもグッと軽減されるのではないでしょうか?

最もリーズナブルに地上波、BS、CSの全チャネルを大画面テレビで見る方法を比較形式でお伝えします。

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ブルーレイレコーダーの外出先視聴機能で視聴 おすすめ度★

1つ目の方法はブルーレイレコーダーが持つ外出先からテレビを視聴できる機能を活用することです。例えばSonyには「外からどこでも視聴」、Panasonicには「どこでもディーガ」という遠隔視聴機能があります。

しかし、実はこの機能には海外在住者にとって決定的なデメリットがあります。それは3ヶ月に1回ブルーレイレコーダーと視聴デバイスを同一ネットワーク内でペアリングする必要があることです。

当然ブルーレイレコーダーの設置先は日本であり、ペアリングのために3ヶ月に1度帰国することは現実的ではありません。

私も一度VPN接続を使ってペアリングの問題を解決できないか試みましたが上手くいきませんでした。
従って、こちらは海外移住ではなく海外旅行にうってつけの機能でしょう。

TVerや見逃し配信で視聴 おすすめ度★★

2つ目の方法はTVerや民法各局の見逃し配信等の動画サービスをインターネット経由で視聴する方法です。

基本的にこれらのサービスは日本在住者を対象にしており、海外からのアクセスを制限しているため海外から視聴する場合はVPN接続でアクセスする必要があります

無料で使えるVPNアプリはこちらの記事でも紹介しています。

メリットは視聴に特別な機器が不要なため海外渡航前に一切の準備が不要なことです。

デメリットは毎回VPN接続を行う煩わしさがあること、全ての番組が配信されているわけではないため見ることができない番組があること、通常は番組終了後の配信になるためリアルタイムの視聴ができないことです。

ただし、昨今のインターネット配信の進化により今後主流になる可能性が最も高い手段です。

現地のケーブルテレビで視聴 おすすめ度★★

3つ目の方法は現地のケーブルテレビで配信しているチャンネルを契約することです。

例えばアメリカではComcast(Xfinity)と契約することでTV Japanというチャンネルを視聴することができます。

Comcastのページはこちらから、TV Japanのページはこちらからどうぞ。

2019年時点ではComacastの通常TVパッケージに月々プラス約$25でTV Japanを追加できます。選択するTVパッケージによってはプラス$10というプランもあるようですが、Comcastのパッケージは加入時期によって結構コロコロ変わります。

メリットは視聴に特別な機器が不要なため海外渡航前に一切の準備が不要なことです。

デメリットは日本の各局で放映された番組をピックアップして1つのチャンネルで流しているケースが大半であるため日本で流れている全ての番組を見ることができないこと、番組によっては日本の放送から時間的なラグがあること、長期の赴任や移住の場合は契約によるトータルコストが高くなることです。

ガラポンTVで視聴 おすすめ度★★★

4つ目の方法はガラポンTVというチューナーとハードディスクが一体になった商品をレンタルする方法です。ガラポンTVで録画した番組をインターネット経由でどこからでも視聴することが可能です。

ガラポンTVの公式ページはこちらからどうぞ。

ガラポンTVのメリットはレンタル商品のためイニシャルコストがかからないことです。

デメリットは機器を日本に設置する必要があるため日本在住の方の協力が必要なこと、月額1,250円(2019年時点)がかかるため長期の赴任や移住の場合はトータルコストが高くなること、ワンセグ方式のため画質が悪く大画面での視聴には向かないことです。

Slingboxで視聴 おすすめ度★★★★★

Slingboxのサービスが2022年11月9日をもって終了することが発表されました。Slingboxのハードウェアを持っていても該当日以降はテレビの視聴を行うことができなくなります。

最後の5つ目の方法が私がおすすめするSlingboxとブルーレイレコーダーを用いる方法です。

Slingboxにはたくさんのメリットがあります。

日本の全チャネル(地デジ/BS/CS)をリアルタイムで見ることができ、PC、スマホ、タブレット、テレビの全デバイスで視聴が可能です。

機器購入のイニシャルコストのみで月額料金は一切かからないため、長期的な視点で見たときに最も低コストで運用できます。

リアルタイム性に関してもインターネット回線遅延のみであるため、日本の放送とほぼ同時刻に視聴することが可能です。実際にアメリカでワールドカップの日本戦を見ていた時に、アメリカ現地の放映よりもSlingbox経由で見た日本の放映の方が時間が先に進んでいたため驚いたほどです。

デメリットは機器を日本に設置する必要があるため日本在住の方の協力が必要なこと、Slingbox本体とブルーレイレコーダーを用意する必要があるためイニシャルコストがかかることです。

Slingboxとブルーレイレコーダーは日本帰国後も便利に活用することができるため、私は資産と捉えて購入しました。それでも少しでもコストを下げるために私はヤフオク!でSlingbox350を1万円以下で落札しました。

ブルーレイレコーダーを既に持っている方は1万円以下で日本のテレビが見放題になります。

日本帰国後の現在はアメリカで安く購入した4Kテレビを日本に持ち帰り、ブルーレイレコーダーをチューナーとして接続して活用し、外出時や海外旅行時にテレビの視聴や番組の録画をするためにSlingboxを継続して利用しています。

通信速度も2Mbps程度のスピードが出ればストレスなくフルセグのハイビジョン映像が受信できるため、現地での高速インターネット契約も不要です。

Slingboxはインターネット環境さえあればどんな国でも視聴が可能なので、次なる海外赴任でも初期投資なく環境が構築できます。

Slingboxの動作視聴確認は海外渡航前に日本国内で行うことが可能です。

より詳細なSlingboxの情報は公式ページからご覧ください。

海外テレビ視聴まとめ(2020年11月更新)

海外で日本のテレビを視聴したい方は視聴可能な番組の多さ、リアルタイム性、長期的なコストパフォーマンスからSlingboxが一番おすすめでした。

そのSlingboxは残念ながら2020年11月でサービスを終了することが発表されました。

とても便利なサービスだっただけに残念ですがこの結果は時代の流れとも言えます。

2019年に作成した本記事では★×2と評価しましたが、TVer等の見逃し配信やオンデマンドサービスが進化したことで視聴可能な番組の種類も増えてきているため、今後海外在住者にとってVPN経由で日本の配信サービスを利用することが最も手軽で安価な主流の方法になるでしょう。

るしっど
るしっど

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