羽田発シカゴ着のANA NH112便プレミアムエコノミークラスに搭乗しました。世界一周チケットを利用しての日本出発便でした。
羽田-シカゴ間は約12時間のロングフライトです
アップグレード申請
搭乗したのは2019年10月。直前の9月に人生初のプラチナステータスに到達していました。そのためプラチナ事前サービス期間中で上級会員としての初フライトでした。
同時期の2019年9月に惜しまれながらANA上級会員のプレエコ無償アップグレード特典が廃止されました。
それでも幸運なことに2020年3月までは延命措置としてプレエコ無料アップグレードキャンペーンが行われていました。
今回は初めて上級会員になったことで滑り込みで無償プレエコアップグレードの権利を行使することができました。
プレエコアップグレード申請はビジネスアップグレードと同じくANAのWeb予約サイトから行うことが可能です。
羽田からシカゴまでのアップグレードに必要なマイルはプレエコが0マイル(2020年3月まで)、ビジネスが28,000マイルです。これが2020年4月からはプレエコも20,000マイル必要になります。
航空券を予約した段階で既にWebでのプレエコアップグレード申請は空席待ち状態となっており、当日のチェックインカウンターまで結果待ちでした。
直前にプレエコの残席状況を確認したところ残り3席しかなかったため、最後になるかもしれない無償アップグレードのチャンスを掴めるかドキドキしてチェックインカウンターに向かいました。
結果は見事にアップグレード成功でホッとしたのですが、搭乗してみるとプレエコの座席数24席に対して10席が空席でした。随分と余裕だったみたいです。
予約画面の残席状況は一体何だったのかという感じですが、最後の最後まで有償チケットを購入するお客さんのためにアップグレード向けには開放されていないんですね。
保安検査場
今まではたとえビジネスのチケットを持っていても利用することができなかった保安検査場の優先レーン。
今回は上級会員になったことで無事に通ることができました!チケットに印字されたプラチナステータスの文字が眩しいです。
羽田空港の保安検査場優先レーンはビジネスチケットを持っていても利用できないので要注意です
ラウンジ
出国後は110番ゲート付近のANAラウンジに向かいました。朝の時間帯ですがかなりの混雑でした。
ところで、ANAの機内搭乗がグループ制に変更されていました。
ファーストクラス、ダイヤモンド会員がグループ1、ビジネスクラス、プラチナ会員、スーパーフライヤーズ会員はグループ2、その他はグループ3です。
列も3箇所に別れるようになっており、よりわかりやすくなったと思います。
プレエコ座席
今回の座席は18Hという窓寄り通路側、プレエコ最前列の席でした。
モニターは壁に設置されており、エコノミーシートの最前列と異なり離着陸時も視聴が可能です。最前列だけあって足元もさすがの広さで、足を完全に前へ伸ばすことが可能です。
最前列にはレッグレストはありますがフットレストが無いため、私はいまいち足のベストポジションが見つからりませんでした。ただ、レッグレストの上に足を乗せて体育座りの形ができるだけでも大分足の疲労が違いますね。
シカゴまでは約12時間のフライトですが朝発便なので一睡もできませんでした。きっとビジネスのフルフラットだったら寝れていたんだろうなとは思っちゃいますが、やはりエコノミーよりはかなり快適です。
シートもエコノミーよりふかふかで幅が広いため隣の人のこともあまり気になりません。
機内食
搭乗後の機内食はカツ丼をいただきました。
ラウンジでもカレーを食べていましたがペロッと完食してしまいました。ビジネスに乗った時はエコノミーとは全然違う!なんて思っていましたがエコノミーの食事も素晴らしいですね。さすがANAです。
その後ビジネスクラスのデザートもいただきました。ピエール・エルメのエモーション・デペイゼという名前の抹茶クリームとあずきのデザートです。
抹茶ムースの甘さがちょうど良い感じで、中のジュレは色々な酸っぱさと甘さが絡み合うなんとも複雑な味ですが美味しいデザートでした。
着陸前の朝食は洋食のラタトゥイユを選びました。
2020年4月以降はどうするか?
今回は幸運にもお得にプレエコに搭乗させてもらうことができました。2020年4月以降はプレエコにアップグレードするにはマイルかアップグレードポイントを消費する必要があります。
どちらも選べる状況ならば私は間違いなくビジネスにアップグレードします。
ビジネスが満席でプレエコならアップグレードできる、またはビジネスにはアップグレードができないけれどプレエコにはアップグレードが可能な予約クラスH/Q/Vのチケットしか手配ができなかったなんて場面になると考えものです。
アップグレードポイントがあればアップグレードしますがマイルではきっとしないでしょう。
シカゴ線で考えるとビジネスの28,000マイルとプレエコの20,000マイルは近すぎます。反面、ビジネスとプレエコの快適さはそんなに近くないです。
プレエコにはビジネスの半分の14,000マイルだったらアップグレードしても良いかなという感覚です。アップグレードポイントはビジネスが10ポイントに対して、プレエコは半分の5ポイントですしね。
実際にはプレエコになるとラウンジが使えたりと他にもメリットがあるのでマイルによるアップグレードはビジネスと近い数値になっているのだと思いますが、上級会員は既に有している権利ばかりですので、上級会員限定の必要マイル数減額等が今後あると嬉しいです。
ANAさん是非ご検討お願いします!
最後に
ANA NH112便プレミアムエコノミークラスについてご紹介しました。
プレエコは予約時期によってはエコノミーとほぼ同じ料金である場合もありますので、多少の料金差であれば積極的に利用することをおすすめします。
隣に人が座っているプレエコと隣が空席のエコノミー(2席独占)を比較したとしても個人的にはプレエコの方が断然快適です。
実は世界一周チケットの日本帰国便であるドイツ/ミュンヘン発羽田着のNH218便もプレエコを利用してきました。ご興味がありましたらこちらも是非ご覧ください。